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支援金ありがとうございます

先月の東日本大震災から一ヶ月が経ちました。
各地で復興支援のために、チャリティーが行われ、日本中が共感しあい、ひとつのことに向かう姿勢は素晴らしいことだと思います。
 
アポロヒーリングセンター春日井店でも募金運動をさせて頂いておりますが、
3/14〜4/6までで、お客様方々とスタッフ一同から¥47000集まりました。
お客様のご提案で(信用問題等…)、新聞に掲載されるとのことで、
4/8に中日新聞へ支援金を寄託して参りました。
 
皆様の暖かいご協力ありがとうございます。
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宝の地図

以前も触れたが、休日をたまに利用して山登りをしている。


2月のある日のこと。


取り敢えず冬季のうちに、積雪の御在所岳に登っておこうと思い、早朝から
ひとり車を走らせた。 ノーマルタイヤで登山口まで行けるかどーか不安だったが、車道は幸い凍結
しておらず、山は僕を受け入れてくれた。 登山口付近に車を止めると、隣の車に年輩の男性が忘れ物を取りに戻ってく
るところだった。 軽く挨拶を交わし、どのルートから登るか尋ねてみると、【裏道】から登る
とおっしゃる。 積雪時の登山は危険度も増すので、単独アタックで無理をするよりも、同行
してもよいかお願いしてみた。 すると男性は 『母ちゃんおるけどええ?』 と、小指を立てながら気さくに答えてくれた。 同行して下さったご夫婦は地元、四日市の方で、ご主人は御歳72歳と言う。 多い時で月に8回も鈴鹿の山々に登るらしく、その歳にして、なんとも健脚
なご夫婦だ。 登山口に入ると、最初から雪があり、しばらく歩くと本格的に積雪してきた
のでアイゼンを装着する。 ご夫婦は数十年間、鈴鹿山脈の登山経験があるだけに、山岳ガイドさんのよ
うに話をして下さった。 身の上話などを交わしながら会話も弾み、徐々に標高を上げて行く。 終始、親切にして下さり、途中休憩の時も家族のように接して下さった。 雪山を登る中、ご主人の背中を見ながらふと思った。 自分の両親とでは、こんな経験この先できないだろうと、なんとなく寂しい
気持ちになった。

やがて山頂に着き、一息入れると、ご夫婦はピストンで下りられるとおっし
ゃったので、まだ身体を動かし足りない僕は別れを告げ、峠へ向かい歩きだ
した。 目指すは鎌ヵ岳。 しかし進めども、あまりにも雪が深くなってきて、前進するのに難渋する
(ーー;) すると、向こうから断念して戻ってくる登山客と出会った。 やはりこの積雪では、あまり踏まれてない稜線を行くのは厳しいようだ。 悔しいが山頂に戻り、登りとは別ルートの【中道】で下り始めた。 やがてキレットに着き、所々、雪肌になった岩壁をやや緊張しながら鎖を握
りしめ登る。 しばらく進むと、やっと下りで一人目の登山客に会った。 こちらの男性は御在所岳に訪れたのは初めてとおっしゃった。 しかし会話を交わしていくと、この方は日本の山だけに留まらず、世界の山
々を登る本格的な登山家だったのだ。 愛知県へ仕事の出張で来られたそうで、ついでに御在所岳にも訪れたという。 東京にお住まいとおっしゃったので、自分も学生の頃、練馬区上石神井の東
京芸大寮に住んでたことを話した。 すると、この方は偶然にも上石神井にご在住で、芸大寮の前は定番の散歩コ
ースだとおっしゃるのだw(゜o゜)w ひょんなことで話題が一致して、話をいろいろ伺うと、過去には八千メートル
級の山(チョーオユー)にも登ってこられたと言う。 これは間違いなく筋金入りの人だと確信し、 『遠方にお住まいでなければ、弟子入りしたいくらいですよ』 なんて冗談も言いたくなった 笑 世界の山々を登ってらっしゃるのに、 『この御在所岳の中道は本当にいいルートだよ』 とおっしゃったことには、
親しみが持てた。 そして時折、メモ帳に何やら記されてるので伺うと、ご自身の登山記録を記
したホームページがあるとのことで、ホームページ名を教えて頂いた。 下山し終え、車に戻ると、登りで同行して下さったご夫婦が片付けをされて
るところだった。 お礼を告げると、ご主人が 『アンちゃん、腰痛のええ治療院やったら、教えといてくれやぁ』 と、おっしゃるので、ちゃっかり宣伝してきた(^^) このご夫婦に限って、腰痛になるようなことは恐らくないだろうと思いつつ
… 笑 そして別れ際にご主人が、 『わしら、ここらはよう登るで、アンちゃんまたどっかで会おうな』 と、ご夫婦がよく登ると言う、釈迦ヵ岳周辺の山岳地図を渡してくれた。
その笑顔は最高に素敵だった。 (もうほとんど泣きそうである…涙)
いつかまた会いましょう。必ず(゜-゜) そして後日、教えて頂いたホームページを拝見すると、この日の記録がアッ
プされており、僕のことに少しだけ触れてくれてるのを読んで、思わずニヤ
ついてしまったのは言うまでもありましぇん 笑

 

世界を股に掛ける登山家、栗本俊和さんのHP
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どうかしてるぜ!!

 ここのところ、
矯正中の身体の使い方が原因なのか、身体を故障させてしまいがちです(:_;)

最初は右手の手首に痛みを感じるようになり、うつ伏せの矯正中、受け手のお客様の膝を手の平で保持するような体位の時に、嫌ゃ〜な痛みがキヤッと手首に走り、軸圧が掛けられず円筒が上手く出来なくなってしまいました。

同じ場面で、必ず痛みが走るので、かなりキツイ 状態を我慢しての施術を毎回することに。

数日経っても、一行に改善しないので(使ってりゃ当たり前か…)、
いよいよ柘植先生に診て頂いたのです。

右手首をパッと触られた瞬間。
『壊れてるじゃん』
…と、先生。

手の平の靭帯や手根骨の 矯正から始まり、腕の靭帯から関節まで、痛みや稼動域の回復を確認しながら原因を追求しつつ、細かく矯正して下さいました。

すると、その場では少し痛みが残ったものの、数日で痛みは消失して行ったのです。

これで気に病むことなく、矯正できると喜んでいた矢先、この前の休日の朝、目が覚めると今度は右の肩甲骨の辺りが痛い…。(-_-;)

奥の方で根深くズキンとする感じです。
上を向く、下を向く、右を向く、全ての動作で、肩甲骨の根本辺りが首を動かすと痛い。
今までになったことのない類の、嫌な痛みでした。

筋肉の過緊張が突然訪れたのだろうか、一難去ってまた一難^^;

今回は、自分の手も届き難い部分が痛くなってしまったので、取り敢えず、筋肉の短縮痛を温めて柔軟にしに行こうと、温泉に行くことに決めました。

岩盤浴なんかも、意外に肩コリが楽になったりするんですよ。

しかし、ただ温泉に行くだけでは物足りないと思ったボクちん。
せっかくなら、いい汗かいてから温泉へ行った方が最高だと思い、痛いけど豊田市の猿投山へレッツゴー♪(どうかしてるぜっ!!)

やはり登山はいい。
単独行でも、充実した楽しさがある。
天気にも恵まれたのですが、山頂に近づくにつれ、積雪がありました。

アイゼンを装着してサクサクと雪の感触を楽しんで歩くと、あっと言うまに山頂へ。

山頂からは、豊田の七滝まで巡る、長めの周回コースをたどり、ガッツリと半日歩いてきました。
さてその後は、いよいよ楽しみにしていた温泉へ。

豊田にも最近オープンした、竜泉寺の湯にしました。
岩盤浴が設備されており、低料金で長時間くつろげるということで即決。
温泉と岩盤浴を交互に、約4時間ほどは滞在したでしょうか、かなりのリラックスになりました。

しかーし!
肩甲骨の奥の方の痛みと言えば…
筋肉がほぐれてきても、相変わらず痛い。

これは関節が機能障害を起こしてるなと思い、入浴中も胸椎3、4番辺りを自ら矯正しようとするが、背面なので上手く指が届き難く、正しい方向にテンションが掛けられない(T_T)

取り敢えず痛いまま、帰宅し、一夜寝るが、翌朝まだ痛い。
かなり根深いところで痛みが疼く。
例えると肩甲骨の付け根の奥深くに、強力な魔物が潜んでいる感じ。
(例えになってねぇっつーの)

痛みの位置からして、胸椎と肋骨の連結部に位置する肋椎関節(背中側の関節です)
が離開してるんじゃないかと頭によぎる。

となると、関節矯正をしないことには痛みからの開放には時間がかかるだろう。


通勤中、不安なままアポロへ向かいました。
この痛みを抱えての、施術はさすがにキツい…
出勤すると、柘植先生に再び助けを乞いましたm(__)m

すぐに診て下さり、やはり肋椎関節が剥がれていると言われました。
胸椎の横突起と、その関節面である肋骨結節が、離開してしまってる訳です。

この関節障害が起きると、肩コリはもちろん、首を動かしたときのズキンとした痛みの発生、呼吸が浅くなったりもします。
柘植先生いわく、首のギックリみたいなものだそうです。


手首の痛みをかばっての矯正を続けたせいか、円筒による体重移動が上手くできず、力でフォローするような身体の使い方をしていたんでしょう。
背中に無理な負担をかけて関節障害につながったようです。

しかし、趣味の悪い痛みだぜ…

午前と午後、二回に分けて柘植先生に矯正をして頂くと、かなり痛みが和らぎました。
その後は、自分でできる矯正法を見いだし、少し楽になってきた今日この頃です Y(^O^)


似たような症状でお困りの方は、胸椎の硬さが関節の機能障害を起こし、痛むのかも知れせん。

みなさんも、ある日起きたらギックリ首に!?(>_<)  
なんてことにならないよう気をつけて下さい。



アポロに来ないなんて、どうかしてるぜ!!
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人にやさしく

 先日の日曜日から月曜日にかけて、連日で愛知県も結構な雪が降った。

ここ最近になってから愛車の調子が悪かったので、この休日を利用して、修理に出そうと思って出掛けたのだ。

しかし、ここからが、まさか半日がかりに及ぶトラブルの始まりとなるなんて、思いもよらなかったのだ…

今月に入ってから、車のクラッチペダルの踏み込む感覚に違和感があり、シフトレバーの入り方もスムーズに行えなくなってきていた。

クラッチ盤は2年ほど前に交換済みで、クラッチすべりしてる感じでもないのだが、クラッチの切れが何となく悪い。             
似たような症状をいろいろと調べてみると、どうやらクラッチフルード漏れを起こしているらしく、クラッチの油圧が効かなくなってきている様子だと解ってきた。

わかった以上、早く修理したいので、朝から少し雪がちらつく中、修理屋に向かった。

しかーし!

自宅を出発して数分の地点で、走行中にシフトチェンジ不能になり、クラッチペダルの踏みごたえもスカスカに、かなり危険な状態なので急遽停車させることに。

どうやら悪化の進行が著しく早かったようだ。
もはや、クラッチも完全に切れず、シフトレバーが動かないので自走はできない。

路肩に寄せて、どーしたものかと手順を考えていると突然…!(゜o゜)!?


後方から走行してきた車が、アイスバーンに滑り、反対車線の側溝に勢いよく落ちてしまったのだ。
結構、スピードも出ていたので、車体の右半分が かなり傾斜した状態で側溝にハマりこんでしまっている。

これはヤバイんじゃないかと駆け寄ると、運転手の中年男性は無事なようだった。 
運転席側のドアからは出られないので、助手席から救出すると、ケガはなく無事なようだ。

自分の車が走行不能で、すぐにでも手を打ちたいが、この状況ではそうも言ってられない。

外は寒く、ハマった車を救出するレッカーが来るまで1時間ほどかかるようなので、男性を自分の車に乗せて待つ。

ボクの車が走行不能な理由を男性に話し、カー用品店でクラッチフルードを入手すれば応急処置で、走行可能になるかも知れないことを説明した。
しばらく会話をしながら待っていると、レッカーが来た。

その間にも通過する何台かの車が、アイスバーンによる事故スレスレの危険状況になるのを目の当たりにすることになる。(>_<)

男性とはここで別れ、雪がふぶく中、徒歩で最寄りのホームセンターへ向かった。
とは言え、4、50分ほどの距離だ(+_+)

クラッチフルードを購入し、レジを離れようとした際、…まさか(゜o゜)?


『買えましたか!?』の声。
振り向くと、先ほどの男性だった。

ボクがここに来ることを見込んで、救出された車を走らせ、駆け付けてくれたのだ。
車の足回りの損傷が気掛かりだったが、幸い大きな故障はなかったようである。

『ここにいらっしゃっるかと思って…、車まで送りますよ!』 と、男性がおっしゃる。
正直、驚いた。

どこを走っても雪で危険な状況になりつつある中、誠意を見せてくれたのだ。

『歩くから大丈夫ですよ。』
『大変な思いをされた訳ですから、帰宅してゆっくりして下さい。』:僕
気持ちだけで十分だった。

しかし、
『困った時はお互い様なんで、どうぞ乗って下さい。』:男性
思いやりの込もった、必死な表情だった。

気持ちに応えるべく、自分の車の近くまで乗せて頂き、礼を告げ別れた。


ボンネットを開け、雪が降り続く中、さあ作業開始だ。
案の定、クラッチフルードが空になっている。
クラッチフルードを足して、ペダルを何度もポンピングする。

が…、
フルードの水位が一向に下がらない。
応急処置が上手くいけば、フルードの水位が徐々に下がり、油圧が効き始め、ポンピングするペダルの踏みごたえが戻ってくるハズだった。

しかーし!

どーやら手遅れのようだ。
クラッチフルードを循環させる部品が、経年劣化で完全に破損しているようなのだ。
とゆーことは…


ボクちんもレッカー決定〜(*_*)

しかし、この降り続く雪のため、アチコチでトラブルが発生しているらしく、僕の車の救援までは3時間待ちの判定が下された(´〜`;)

幸い、家まで歩ける距離なので、帰宅して積載車を待つこと数時間。
すると救済に来てくれたのは、今朝の男性の車を引き上げてくれたお兄ちゃんだった。

この辺りで起きた、雪によるトラブルをいくつか処理してきての到着だった。

お兄さんは雪の中、慣れた手順で淡々と僕の車を積載車に載せていく。
車のトラブルを救済するのは大変な仕事だ。

修理屋まで車を運んでもらい、お兄さんに礼を言い、去ろうとすると、

『お帰りは、どうされるんですか?』
とおっしゃる。

『歩きます』(゜-゜):僕
もとより、そのつもりだ。

『こんな雪の中を歩いたら死んじゃいますよぉ、送りますから。』:お兄さん

いやいや(鍛え方が違うんで、死なないですけどぉ…笑)と思いつつも非常にありがたい。

本来、車を運ぶまでが彼の仕事なのだ。
仕事の枠を越えた、個人的な御好意に、思わず胸を打たれた。

自宅に送ってもらう途中、早速、お兄さんに次の仕事の電話が鳴る。
いやはや、ご苦労様である。(あんたはヒーローだ★)


夕方頃、帰宅してホッと一息する。
朝から大変な日になったが、人の優しさを感じられた良い日でもあった。

困った時は、お互い様。

今日、人から受けた親切は、自分の仕事で返済しようと思った。


ありがとうございます。



看板もリニューアルしたよ!アポロヒーリングセンター春日井支部よろしく

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山をナメるな 後編

気を引き締め直し、下山に利用する登山口を目指して走りだした。 

すると、もうこの時間に居るはずがないと思っていた登山者が二人、向こう
側から歩いてくるのに驚かされる。(゜.゜)!? 『アンタどこ向かっとるの?』 と年輩男性の登山客に聞かれる。 『山頂まで戻り、聖宝寺へ下山します』:僕 『今からかね?だから走っとるのかぁ』 『危ないで、わしらと一緒に下りんかね?』:年輩の登山客
せっかくのご親切だが、駐車した登山口に戻りたい。 『どこの、登山口に下りるんですか?聖宝寺の近くに駐車したものですから
…。』:僕 すかさず、もう一人の青年登山客が 『聖宝寺の登山口まで車で送りますよ。』(゜-゜)と言う。 出会ったばかりだというのに、なんて親切な方々だ。 お言葉に甘え、仲間に加えて頂き、共に山を下りることにした。 お二人に自分の状況を一部始終聞いてもらい、話を進めていくと、そのお二
人も出会って間もないというのだ。 みんな初対面に近いわけだ。 しかし、こうして助けられて、行動を共にしてくれている。 山という危険が伴う状況では、こうした助け合いの精神が当たり前のように
成り立っているのだろう。
山へ行く度に思うが、たいていの登山客のマナーは素晴らしい。

気持ち良く挨拶を交わし、譲り合い、励まし、先を目指す互いの安全を気遣
い、情報交換をする。 親しく話をさせて頂いた相手とは、その場でお別れするのが、せつなくなっ
たりもする。 そんな一期一会が、登山の最高の素晴らしさだと思うのだ。   
そして、この日も本当に良き出会いとなった。
年長者のTさんをリーダーに、三人で、困難な登山道を下りて行くうちに仲
間意識が高まってくる。
そして下山し終え、互いの連絡先を教えあった。 話を伺うと、Tさんの地元は御在所岳の麓にある町で、登山経験も豊富なよ
うだ。 勇気を出し、Tさんに『今度、機会があれば雪山のリーダーをして頂けませ
んか?』と尋ねると、
『おぅ、えーよ、装備だけしっかり揃えてきてな。』 と応えて下さった。 そして、お二人に別れを告げ、深々と頭を下げて見送った。
無事、帰還。 12月初旬、ある日の出来事だった。 この日のことは忘れないだろう。 そしてこの苦い経験を反省し、活かさなければならない。
山に入ると、町の喧騒から離れ、静かな自然の豊かさにつつまれる。 通常の観光雑誌では紹介されていない絶景に触れることもできる。 そして、思う存分に体を動かすことができる。 帰りに、温泉やグルメを楽しめたら最高だ。 しかし山は危険なのだ。
ナメてかかると大変なことになる。 だが、また登ることだろう。
だって、そこに山があるんだもん (@_@) 笑

 

 
今年もアポロ春日井へご来院ありがとうございました!       
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山をナメるな 中編

戻るには、駆け下りてきた、谷沿いの斜面を登らなければならない。
もちろん登山道の踏み跡に沿って歩かなければ、立ってもられない地形だ。

しかし、元々歩いて来た方向へ振り向き、ア然としたのだ。(゜o゜) 赤テープも踏み跡も全く見当たらない! そこには、数え切れないほどの木々が生えた急斜面が、谷間から左右V字状
に永遠と広がり、ただ呆然と見上げるだけの自分が居た。 地形が単純な上、規模がデカすぎて、景色が同一されてしまい、歩いて来た
登山道が全くわからないのだ。
樹海で迷うと、ちょうどこんな感覚なのだろう。(本気で怖かった) 仕方なく、斜面を登って行けば目印のひとつでも見付かるだろうと登りだす。
 
しかし一向に目印は見つからず、踏み跡もなく立ってられないので、四つん
這いで斜面を這い上がって行く。 斜面に生える木にしがみついては休憩し、また這い上がっては木にしがみつ
きを繰り返し、途中何度も滑り落ちる。 いい加減、斜面から落ちる恐怖から回避したくなり、谷底を歩こうとするも、
腰まで落ち葉で埋まり進めたものではない。 思わず、谷間から斜面の先を睨むように見上げる。 額から汗が流れ落ち、嫌な予感がよぎる…。 恐らく、下りてきたルートとは全く別の斜面を進んでいるようだ。  
しかし、もう一度下りて、登山道を探す自信も体力もない。
確かにわかっていることは、登りきれば、山頂から峠まで歩いて来た尾根道
が必ずあるということ。 しかし、まともに前進できないので、先の見えない現実に不安が増してくる。 再び、できるだけ角度が緩やかな斜面を選びながら這い上がり、滑り落ちな
がらも、木につかまっては休憩しを繰り返す 。 体力の消耗も激しく、恐怖感を味わいながらの登高に、精神的にもかなりま
いってくる。  
もうダメか…
思わず携帯電話に手が延びる。 無情にも圏外を確認し、時間の経過に、再び危うい現実を叩きつけられる。 体力に余力は残っているが、暗くなってからの山中は危険で動けないのだ。 そして、明日のことを考えだす…。 このままビバーグ(不時による山中一泊)する運命も有り得るのか? その場合、早朝から動き出し、下山して職場に向かわなければならない。 それだけは避けたい。 自分の脚なら、16時までに山頂に戻れれば、ギリギリ下山することは可能
だろう。 しかし、怪我もミスルートも許されない。 かなりリスクの高い賭けだ。 最悪の場合の覚悟は決めた。 体力を信じて、もう行くしかない。 再び斜面を這い上がり始める。 こんなとこでくたばってたまるかぁ!(大袈裟に…) がむしゃらに登りながら『うぉらーっ!!』と叫んでみる。 笑 アホな咆哮が虚しく山あいに響くだけ。(完全にやっちゃってる人の例) 途中、何度も時間を確認しながら、徐々に距離を詰めて行く。 ぶちギレてるけど冷静だ。 頭の中では敬愛するマスラヲコミッショナーの名曲『追風』が流れ出す♪ 軟弱な音楽しか聴いてねぇ奴らとの違いを見せるのは今だ。(何様だょテメェ
は…笑) 根拠のない自信を頼りに、ただただ進む。 やがて、斜面の終わりが見え、向こう側に光が射す。 力任せで、一気に尾根まで駆け上がり、安堵につつまれながら水分を補給す
る。 プチ遭難するとこだったぜ…。(だからそんな言葉ねーよ)  
時間を確認すると、ギリギリいけるかどーかの時間だ。       後編につづく… またかょ(-.-) 
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山をナメるな 前編

最近、休みの日といえばもっぱら山に登っている。

夏に木曽駒ヶ岳へ行ったのをキッカケに、登山意欲に火がついてしまった。
なぜかと言えば、答は単純で、己自身に生きるエネルギーの証明をしたいからだ。
己の肉体のみで、険しい自然に立ち向かい、進んで行く 。

座骨神経痛のピークで動けなかった頃では、考えられないことだ。
その頃の反動もあり、いま動ける喜びが実感できる最高のシチュエーションとして、登山に魅力を覚えた。
手足を動かし、生きる力を爆発させ、燃焼させられる場所として、山は最高の場所なのだ。

幸い、自宅から高速で1時間強ほど車を走らせた距離に鈴鹿山脈がある。
一千メートル級の山々が三重県、岐阜県、滋賀県の県境を沿うように連ねている。

地元の低山ハイキングも楽しいが、鈴鹿山脈はスケールが断然違う。  
ルートも自分の組み方しだいで、バリエーションに富んだコース設定ができ、体力に自信があればハードなコース設定も可能なので、挑戦意欲が湧いてくる。

鈴鹿山脈は全部で約20峰からなる山脈だが、中でも通称【鈴鹿セブンマウンテン】と呼ばれる7峰は登山家にも人気が高い。

特に日本二百名山としても有名で、最も入山者が多い御在所岳は山頂までの登山道もルートが豊富で、割と安全なルートから少々危険を伴うルートまで様々だ。(よい子は本谷ルートは登っちゃいけないヨ)笑

ボクもこの御在所岳を主体としてコースを組むことが多い。

ピストン(登山口から山頂まで登り、折り返すこと)するだけでは物足りないので、たいていの場合、最初の山頂まで登り、となりの山の山頂まで尾根づたいに峠や谷を越えて歩き(縦走と言う)、最初の登山口に戻ってこれるルートを組む。

鈴鹿の山へ行く時、たいていは相棒と二人で気合いを入れて早朝5時近くに出発する。
(M君いつもありがとう!)
7時頃から登り始め、体力に任せて目一杯歩くのだが、今は季節的に日没も早いので、午後4時頃には下山できるコース設定するようにしている。

しかし先日、相棒君との予定がつかず、鈴鹿セブンマウンテンのひとつである藤原岳に単独でアタックをかけた。    

この時、ピンチが訪れた。(前置きが、なげぇーが話はこっからだぜ)笑

その日も、ピストンでは物足りないので、欲張って藤原岳→御池岳を縦走してやろうと気合いで登り始めた。
藤原岳の山頂まで、ほぼノンストップでサクッと登り、山頂からの景色を楽しみ、次の目的地である御池岳へ向かい、颯爽と歩きだす。

しかし、ここからは今までのようにいかない。
山脈を歩く場合、登山口から山頂へ登るよりも、ここからの縦走が難しいのだ。
地図で経路を設定した通り進む能力が、ある程度必要となってくる。
これを誤ると、大幅なタイムロスや余分な体力の消耗につながる。

そして、登山道で焦ると 判断力を失い、滑落や遭難の危険が伴う。
ボクもやらかしかけたのだ… 笑

藤原岳山頂から、御池岳へ向かう途中の分岐点である白瀬峠まで順調に進み、真の谷(地形の名)を下り始めた。

たいていの登山道の場合、ルートを見失わず歩きやすくするために、木や岩にペイントがしてあったり、枝に赤色のビニールテープが巻いてあったりと、登山者によって目印になるような手入れが施されている。
この目印を頼りに歩けば、ルートファインディング能力に長けてなくても、ある程度は登山道から逸れることなく歩けるのだ。

しかし、登山道から逸れると、踏み跡もなく立ってられないような斜面にコースアウトしたり、急斜面から突然の断崖絶壁に突き当たったりと、ヒヤッとすることも多々ある。


そしてこの真の谷で、山の恐怖を味わうことになる。


ルート設定上、時間も少し気掛かりだったので、少々急ぎ足で、谷沿いの斜面を駆け下りて行く。
しかし進むにつれ、目印が徐々に少なくなっていくのが気持ちを不安にさせる。
たまに視界に入る赤の目印が、ルートを逸れてないことの唯一の気休めとなってくれる。

この真の谷、利用する登山者が少ないのか、登山道をライン取りするキッカケとなる踏み跡も目立たなく、赤の目印も少なめ、 そこに紅葉後のおびただしい量の枯れ葉が敷き詰められているのも悪条件となって、非常にルートが曖昧なのだ。

ルートに不安を覚えながらも、谷を下りて行くと在るはずのキャンプ地を目指す。

が、しかし谷を下りきったところで地形が寸断されてしまい、下には沢が流れてるのが見える。
キャンプ地が見当たらない。
自分が今居る地点を確認するために、地図と照らし合わせながら、しばらくキャンプ地を探すが見つからない。

進むべき登山道も見当たらず、時間も差し迫ってきたので、次回に野心を残し、やむを得ず引き返す決意をした。



          話が長いのでつづく…(次回、絶対絶命のピンチ!?)笑



今年の疲れは今年のうちにアポロでとろうぜ!
 
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