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宝の地図

以前も触れたが、休日をたまに利用して山登りをしている。


2月のある日のこと。


取り敢えず冬季のうちに、積雪の御在所岳に登っておこうと思い、早朝から
ひとり車を走らせた。 ノーマルタイヤで登山口まで行けるかどーか不安だったが、車道は幸い凍結
しておらず、山は僕を受け入れてくれた。 登山口付近に車を止めると、隣の車に年輩の男性が忘れ物を取りに戻ってく
るところだった。 軽く挨拶を交わし、どのルートから登るか尋ねてみると、【裏道】から登る
とおっしゃる。 積雪時の登山は危険度も増すので、単独アタックで無理をするよりも、同行
してもよいかお願いしてみた。 すると男性は 『母ちゃんおるけどええ?』 と、小指を立てながら気さくに答えてくれた。 同行して下さったご夫婦は地元、四日市の方で、ご主人は御歳72歳と言う。 多い時で月に8回も鈴鹿の山々に登るらしく、その歳にして、なんとも健脚
なご夫婦だ。 登山口に入ると、最初から雪があり、しばらく歩くと本格的に積雪してきた
のでアイゼンを装着する。 ご夫婦は数十年間、鈴鹿山脈の登山経験があるだけに、山岳ガイドさんのよ
うに話をして下さった。 身の上話などを交わしながら会話も弾み、徐々に標高を上げて行く。 終始、親切にして下さり、途中休憩の時も家族のように接して下さった。 雪山を登る中、ご主人の背中を見ながらふと思った。 自分の両親とでは、こんな経験この先できないだろうと、なんとなく寂しい
気持ちになった。

やがて山頂に着き、一息入れると、ご夫婦はピストンで下りられるとおっし
ゃったので、まだ身体を動かし足りない僕は別れを告げ、峠へ向かい歩きだ
した。 目指すは鎌ヵ岳。 しかし進めども、あまりにも雪が深くなってきて、前進するのに難渋する
(ーー;) すると、向こうから断念して戻ってくる登山客と出会った。 やはりこの積雪では、あまり踏まれてない稜線を行くのは厳しいようだ。 悔しいが山頂に戻り、登りとは別ルートの【中道】で下り始めた。 やがてキレットに着き、所々、雪肌になった岩壁をやや緊張しながら鎖を握
りしめ登る。 しばらく進むと、やっと下りで一人目の登山客に会った。 こちらの男性は御在所岳に訪れたのは初めてとおっしゃった。 しかし会話を交わしていくと、この方は日本の山だけに留まらず、世界の山
々を登る本格的な登山家だったのだ。 愛知県へ仕事の出張で来られたそうで、ついでに御在所岳にも訪れたという。 東京にお住まいとおっしゃったので、自分も学生の頃、練馬区上石神井の東
京芸大寮に住んでたことを話した。 すると、この方は偶然にも上石神井にご在住で、芸大寮の前は定番の散歩コ
ースだとおっしゃるのだw(゜o゜)w ひょんなことで話題が一致して、話をいろいろ伺うと、過去には八千メートル
級の山(チョーオユー)にも登ってこられたと言う。 これは間違いなく筋金入りの人だと確信し、 『遠方にお住まいでなければ、弟子入りしたいくらいですよ』 なんて冗談も言いたくなった 笑 世界の山々を登ってらっしゃるのに、 『この御在所岳の中道は本当にいいルートだよ』 とおっしゃったことには、
親しみが持てた。 そして時折、メモ帳に何やら記されてるので伺うと、ご自身の登山記録を記
したホームページがあるとのことで、ホームページ名を教えて頂いた。 下山し終え、車に戻ると、登りで同行して下さったご夫婦が片付けをされて
るところだった。 お礼を告げると、ご主人が 『アンちゃん、腰痛のええ治療院やったら、教えといてくれやぁ』 と、おっしゃるので、ちゃっかり宣伝してきた(^^) このご夫婦に限って、腰痛になるようなことは恐らくないだろうと思いつつ
… 笑 そして別れ際にご主人が、 『わしら、ここらはよう登るで、アンちゃんまたどっかで会おうな』 と、ご夫婦がよく登ると言う、釈迦ヵ岳周辺の山岳地図を渡してくれた。
その笑顔は最高に素敵だった。 (もうほとんど泣きそうである…涙)
いつかまた会いましょう。必ず(゜-゜) そして後日、教えて頂いたホームページを拝見すると、この日の記録がアッ
プされており、僕のことに少しだけ触れてくれてるのを読んで、思わずニヤ
ついてしまったのは言うまでもありましぇん 笑

 

世界を股に掛ける登山家、栗本俊和さんのHP
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